イラストの表現について、専門の先生と直接お話ししてご指導をいただきます。

大学で生物を専攻していたので、医学分野は就職先として選択肢には入っているというレベルでした。
また、大学までとは違った世界を知りたいと思っていた部分もあり、昔から好きだったイラストやデザインの仕事の選択肢も捨てきれず、就職活動は「生物系を活かす仕事」と「デザインに関わる仕事」の二方向で迷走していました。
そんなとき、あるテレビ番組でメディックメディアの「メディカルイラストレーター」が紹介されていて、私のためみたいな職業があった！とテンション高めに応募したのがきっかけです。

手描きは卒業。Macでデザインしちゃいます。しかも2台使い！

最初の2年は主に編集を担当していました。
その頃の私は手描きのイラストしか描けなかったので、ドクターとのやりとりや、本作りの流れを勉強しつつ、少しずつカットのイラストを描く機会を増やしていきました。
覚えることだらけだったのですが、イメージのイラストから、解剖などのメディカルイラスト、装丁デザインや組版と、どんどん仕事の幅が広がっていくので、達成感のほうが大きかったですね。
先輩に質問しまくっていたので、周りの方々はめんどくさかったかもしれないですけど（笑）。
でも、一生懸命やっていれば、みなさん快く教えてくれます。

できあがり！書店でみかけると「あっ、アレ！」ってソワソワします。

編集、イラスト、デザインと複数の視点をもつことができるようになったのは貴重な経験だったと思います。
自分の守備範囲を限定せず、医学書出版社で自分に何ができるか、可能性を伸ばしていきやすい会社だと思います。

就職活動をしているときは、自分のできることが少なくて落ち込んだりもしたのですが、できることは会社に入ってから増やせばよかったんですね。
なんにもできないから、なんでもできるように努力する。これから入社される方も、そういう姿勢でいてもらえたら、もっと世界が広がって楽しいだろうなと思います。