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医学部出身者の本づくり

医学部出身者の本づくり

編集部担当役員 M.U.
1999年入社

医学生または医学部出身者のみなさま、はじめまして。メディックメディア編集部のM.U.といいます。
僕自身は文系出身なのですが、小社では医学部出身者の編集者採用を積極的に考えています。
それは、僕たち編集者とイラストレーターで構成されるチームに医学部出身者を加え、互いの特技を活かしあうことで、これまで誰にもできなかったような医学書づくりを実現できると考えているからです。

例えば、『病気がみえる』。僕は編集者として、構成を考えたり、図案のアイディアを練ったり、監修の諸先生方と意見交換をしたりして、本をつくる仕事もしているわけですが、実は、編集者の仕事って、こうした「本をつくる」仕事だけでは十分とは言えないと思うんです。むしろ、そうした作業だけでなく、「情報」や「人」を集め、ユーザーによりよいコンテンツを提供するための「仕組みをつくる」ことが編集者の仕事としてとても重要だと考えています。
だからこそ、僕は『病気がみえる』というシリーズを出していくにあたって、「人」を集めることを一番重視してきました。
その一環として、普通の医学書出版では行っていない医学部出身者の採用をあえてやってみようと考え、ホームページや広告を作って募集してきたわけです。
そして今、それが少しずつ実ってきて、いい人材が入ってきてくれました。それによって、今まで以上にいいものが作れるようになってきたと実感しています。

でも、『病気がみえる』だけで終わらせたくはない。医学生や看護師・看護学生、コメディカルスタッフの教育に新しい風を吹かせるような企画が、小社にはまだあるのです。
そのために、医学部で専門教育を受けた人材や研修病院で研修をした人材に、もっと加わってほしいと思います。実際、度々、医学生の方からご相談をいただくこともあります。

そこで、今回、そういった方たちの参考になるように、小社の医学部出身の社員(編集者)を集めて、どうして医学書制作を目指すようになったのか話し合ってみました。
医学生であれば医師になるのが普通ですし、社会的にも当然そうあるべきです。
でも、全国に1学年9,000人くらいいる医学生の中に1人か2人くらい、別の可能性を考える方、モノづくりに向いている方がいらっしゃるかもしれません。
そういう方にご覧いただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。