株式会社メディックメディア
代表取締役会長CEO/医師・医学博士
岡庭 豊
面白い世界になってきた!
― メディックメディアの次の10年 ―
私の夢は「物心ついた頃から身近に医学とふれあうことができ、大人になる頃には誰でも医学生並みの知識が身についている世界を作ること」です。
メディックメディアはこれまで「専門的な知識を わかりやすく より多くの人に提供する」をテーマに、医学書の常識にとらわれない書籍を40年以上、また時代のニーズに即した医学デジタルコンテンツを10年以上に渡り世に送り出してきました。
これまでに、ビジュアルで病気をわかりやすくかみ砕いた『病気がみえる』、ストーリーを読むだけで国家試験で問われる内容が頭に入ってくる『なぜ?どうして?』、電子書籍と問題演習、講義動画がリンクし、タブレット上で勉強が完結する“まなび”のプラットフォーム「mediLink」など、他にはマネができないコンテンツを展開・蓄積してきました。
近年はコロナをきっかけにオンライン学習のニーズが高まり、また、一般の方の医療リテラシー向上も求められており、メディックメディアの役割はますます重要になってきています。現在は、医療従事者と一般の方、両方に向けた『健康がみえる』シリーズの制作や、AIを用いてオンライン学習を個別最適化する仕組み、1分で学べる動画コンテンツの開発を進めているところです。
次の10年の目標は、夢の実現に向けて我々のコンテンツをより低い年齢層に広げていくことです。人間の根源に必ず存在する「自分のからだとは何か?」という問いへ挑戦していくのです。このためには、資格試験という枠組みを超える必要があるかもしれません。
「子供が遊んでいるうちに医療知識を身につけてしまうような知育ゲーム」や「小・中学校における理科や保健の教科書」、そしてそれらが『病気がみえる』などの医療従事者向けコンテンツにつながるような仕掛け。
ビジュアル表現とイマジネーションを駆使し、これらを実現させることができれば、世界中の人々が医学生並みの知識を持った世界も夢ではありません。これを考えるとワクワクしてしまいます。
私たちと一緒に新しい世界をつくっていきませんか?
株式会社メディックメディア
取締役社長COO/𠮷村 真治
読めなかったけど、ほとんどわかりました。
かつて私たちは、JICA(青年海外協力隊)と手を組み、ガーナの妊婦さん向けに「陣痛から出産までの流れ」をわかりやすくまとめたリーフレットを作成しました。効果を確かめるためのアンケート回答を見ていたときに鮮烈な体験をしました。
「I could not read but almost understood.」
──読めなかったけど、ほとんどわかりました。
識字ができない方にも、ビジュアルで伝わる。メディックメディアの持つ「わかりやすさ」が、言葉の壁を越え、世界に浸透する。この瞬間、「私たちの表現は世界のスタンダードになり得る」と確信したことを今でも覚えています。
2025年、メディックメディアは新たなステージへ突入しました。デジタルコンテンツの売上が全売上の50%を突破し、名実ともに出版社の枠を超えた「コンテンツメーカー」へと転換したのです。そして私が創業者からバトンを受け取ったのも、この節目でした。
これから、世界的に寿命が延び、生活水準がさらに向上すると予想されています。寿命の延伸は医療投資を拡大させ、生活水準の向上は教育投資のさらなる拡大をもたらします。そのような未来に「医学教育のコンテンツメーカー」としての私たちの市場性はこれまで以上に高まっていくと考えています。
医学教育の未来は明るく、AI時代においてはその根幹であるコンテンツの質が重要になると確信しています。
私たちと一緒に全世界の人々に医学知識をわかりやすく伝え、世界を変えていきましょう!